どうも、太陽です。(No39)
コワーキングスペースを皆さんは利用したことがありますか?
コワーキングスペースとは、「同じ空間内で、様々な人が、別の仕事や勉強などをする場所」のことを指します。
利用者には、IT系の人もいれば、フリーランス、学生、サラリーマンなど多数います。
いわば、有料で利用する、ネット環境も整った図書館という立ち位置でしょうか。
(何らかの事情により、自宅だと、仕事や勉強に集中できないことがありますからね)
さらに、打ち合わせや会議や商談などをできるスペースもありますし、交流会を開催しているコワーキングスペースであれば意識が高い人たちとつながれる可能性があります。
まず、コワーキングスペースのビジネスモデルについて書いていきます。
興味がある人は続きをお読みください。
1 コワーキングスペースのビジネスモデル。
コワーキングスペースのビジネスモデルには例えば、以下のようなものがあります。
・ | フリーアドレスの会員制ビジネス。 | 席は指定せず、自由に座って勉強や仕事をできる。 20席しかなくても、50人の会員を登録させることは可能。 毎日使う人もいれば、たまに使う人、さらに幽霊会員もいるので。 |
・ | レンタルオフィス系場所貸しビジネス。 | 大きなフロアを仕切りで分けて、月額制や1時間当たりなど、場所を貸すモデル。 |
・ | 両方を組み合わせたハイブリッドタイプ。 | 例えば、半分をフリーアドレスに、もう半分をレンタルオフィスにする形。 |
・ | 住所貸しや登記利用ビジネス。 | 名刺にコワーキングスペースの店舗名を使いたい、登記申請をこの店舗でしたい人向け。 さらに、実店舗は使わないけど住所だけ使いたいバーチャルオフィスニーズもある。 座席数に制約されることなく、売上増加を狙える。 |
飲食業界は90%の店が10年以内に廃業するのですが、コワーキングスペースの廃業は10〜20%程度らしいです。
しかし、売上を大幅に見込めるかといったら、過度な期待は禁物なのですが、リスクは少ないビジネスになります。
ある意味、賃貸物件の大家さん的立ち位置と似ている面はあり、ビジネスパートナーの行政書士も大家さん家業に憧れていたので、始めたというわけです。
ここからは、ビジネスパートナーの行政書士の事例を元に、「コワーキングスペース事業の運営をどうやってやっていくべきか?」を考察してみようと思います。(実行段階中です)
以下、ビジネスパートナーの行政書士をMさんと略して書きます。
2 ビジネスパートナーの行政書士のコワーキングスペース。
Mさんのコワーキングスペース名はMラボといいます。
Mさんの宣伝用のブログは以下です。
https://mlabooffice.hatenablog.com/
WordPressだと、SEO対策をしても、半年ぐらいはアクセスがほぼ来ないです。
また、そもそも検索して来るかどうか不明なので、WordPressブログはやりませんでした。
代わりに、はてなブログをやりましたが、3ヶ月以内なら、はてなブログの中で宣伝してくれるようなので、3ヶ月限定である程度やる意味はあるかもしれません。
Twitterアカウントは以下です。
@mlabooffice か、コワーキングスペースMラボ、で検索してください。
Mラボがある熊本市東区は、東京に例えたら、世田谷区のような住宅街です。
また、競合である、熊本市中央区にある未来会議室というコワーキングスペースは、東京に例えたら、新宿です。
立地面からいえば、不利です。
ですが、Mさんは行政書士の特権を活かして、コワーキングスペースの補助金申請をして、見事に通り、500万円の支援を受けることが決まりました。
銀行から800万円を借りることも決まっており、補助金500万円があるので、実質300万でコワーキングスペースの事業の冒険ができるのです。
コスト面からいえば、Mラボは圧倒的に低価格で有利なので、未来会議室の7割程度の値段設定でもペイする算段です。
問題は、集客であり、試行錯誤中です。
はてなブログ、Twitter、YouTube、Instagram、Facebook、TiKTokなどやれることは全部、試すそうです。
HPはまだ作っていなかったのですが、出来上がりました。
お問い合わせは、顧客の名前や住所などをあらかじめ入力してもらって対応するなら、GoogleFormがおすすめです。
https://form.run/media/contents/enquete/googleform/
また、URLをQRコードに変換できるサイトもあります。
試しに、僕のブログ「補助金申請支援コンサルティング熊林」をQRコード化してみました。

3 地域密着型ビジネスの集客について。
ここで、地域密着型のビジネス、例えば、美容院、塾など「近所の人しか基本的に来れないお客を相手にする仕事での集客面はどうなっているのか?」を考察していきます。
美容院も塾も、まずはチラシ配りはある程度、有効でしょう。
次に、Facebook広告で、「近隣エリア広告」というものがあり、これを活用するのも手かもしれません。
https://www.glad-cube.com/blog/?p=6878
最後に、Googleで「○○市 塾」など検索することもあるでしょうから、Googleに広告を出すのも手でしょう。
(HPは当然、質の高いのを作ります)
GoogleでSEO対策をして、検索上位に載せることも可能かもしれませんが、労力と時間がかなりかかります。
近所の人がお客のリアル店舗の宣伝手法はそこまで確立されていないのかもしれません。
ところで、コワーキングスペースとバーチャルオフィスを両方やっている「レイトラス」が存在します。
ブログのオンラインサロンも運営しているマクリンさんが手掛けているコワーキングスペースですね。
マクリンさんによると、SEOによる集客は効果がなく、MEO(Googleマップを対象とした地図エンジンにおいて最適化を図ること)が効果があったそうです。
また、僕は以下の本を読了しました。
MEOについては触れられていませんでしたが、ローカルビジネス(実店舗系)をやる人には参考になる本だと思います。
「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」
さて、結果的に、コワーキングスペースMラボの集客は失敗しました。
しかし、元々、親戚の人のビルでやっていて、これをMさんの自社ビルにできたので、赤字にはなっていません。
コワーキングスペースの1階部分はMさんの仕事場として活用するそうです。
競合が少ないからチャンスがあるのではなく「ニーズが少ないから、やる人が少ない」というビジネス理論があるのです。
不動産・コワーキングスペース事業は立地ありきであり、「集客に最も苦労する」とみてよいでしょう。
ローカルビジネス(実店舗系)をやる人には、今回の記事は参考になったかもしれません。
ではこの辺で。(2469文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
コメント