どうも、太陽です。(No53)

資本主義ってオワコンなんですかね?民主主義もオワコン?



資本主義はオワコンなのか、民主主義もオワコンなのか?加えて、人類が突き進むべき道をこの記事で明らかにしていくので、ぜひ読んでね!
1 資本主義と民主主義の違い。
以下の記事を参考にして、資本主義と民主主義の違いをまとめていきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6c5623087347a5bf3fc02d011a20f024f2b410
そもそも水と油ーー「民主主義と資本主義」その奇妙な連携が破たんする日
資本主義は利潤の追求を目指しています。一方、民主主義は人民が権力を所有する政治形態のことを指します。
人類を突き動かすのは主義(ism)であり、経済といえば資本主義、政治といえば民主主義です。
で、2つを抱き合わせて民主資本主義や市場民主主義と呼ばれることもありますが、この連携は奇妙なのです。
なぜなら、資本主義は強者が閉じていく仕組み、民主主義は弱者に開かれていく仕組みだからです。
資本主義経済では少数の賢い強者が作り出した事業がマス(大衆)から資源を吸い上げています。
事業やそこから生まれた利益を私的所有権で囲い込み(金の力)、資本市場の複利の力を利かせて貧者を置いてけぼりにしています。



戦争や疫病、革命がなければ、富める者がますます富む弱肉強食の世界だね。
平時において、そんな強者や異常値に駆動される仕組みが資本主義ですが、民主主義はその逆なのです。
そもそも民主主義とは、「人民権力」「民衆支配」といった意味になります。
民衆支配はさまざまな部品から構成されます。
1つは、異質な考えや利害を持つ人々や組織が政治に参入でき、互いに競争したり交渉したり妥協したりしながら過剰な権力集中を抑制する仕組みです。
これを象徴するのが執行/行政府(政府)・立法府(国会)・司法府(最高裁)や無数の監視機関への権限の分散です。
いわゆる、3権分立と言われていますが、僕は日本では政治家に忖度して成立してないと考えています。
もう1つの部品が選挙です。
自由で公正な普通選挙を通じて有権者の意思(民意)が政策決定者を縛ることで、民衆が支配しています。
表向きは政治家は国民への奉仕者です。
ですが、安倍元首相の国葬のように、なぜか政治家が圧倒的に国で偉い立場とされています。
横から監視し、下から突き上げる諸力が憲法に規定され、簡単にはその仕組みが解除できない状態になっているのが民主主義の典型的な形です。
ちなみに、憲法改正は政治家の権力を強化するので危険だとみなされています。
どんな天才もバカも、金持も無職も、選挙で与えられるのは同じ1票です。
情弱でも貧乏でも「だってそう思うんだもん」で一発逆転を起こせるのが民主主義の強みであり弱みです。



異端な暴露系YouTuberのガーシーが当選したのも民主主義だからこそだわ。
また、平均値や中央値が大事になります。
その結果、年金生活者が投票者のほぼ半数を占める今の日本で民主主義をやると、老人への忖度をせざるを得なくなります。



資本主義は強者有利、民主主義は弱者有利。逆行して足を引っ張り合うように見える民主主義と資本主義。なぜ水と油を混ぜるのだろう?
人類は人の能力や運や資源がおぞましく不平等なことに気づいていたからです。
そして厄介なことに、技術や知識や事業の革新局面においてこそ不平等が大活躍します。
したがって過激な不平などを否定すると(中国の独裁?)、それは進歩と繁栄を否定し、技術革新を否定することになり、進歩がなくなります。



最高品質の研究者やエンジニアの創造性と生産性は凡人1000人分を飛び越えるもんなぁ。
資本主義的市場競争は、能力や運や資源の格差をさらなる格差に変換しますが、そんな世界はつらいです。
そこに富める者がますます富む複利の魔力が組み合わされば、格差は時間とともに深まる一方で、ますますつらくなります。



資本主義は平等な競争条件の下で行われていないな。
遺伝・コネ・家系・経済力など有利な立場は存在する。
残念な世界だ。
このつらさを忘れるために人が引っ張り出してきた鎮痛剤が、凡人に開かれた民主主義なのです。
貧富の差が拡がりすぎると、貧乏人は金持ちに対する反乱を企てます。



アメリカでトランプ元大統領が当選したのがまさに象徴だね。
民主主義は凡人たちの嫉妬の正当化です。
ですが、近代民主主義の画期性は、以下にあります。
甘い建前をただの建前にとどめず、かといって建前を本音にするように人を洗脳する無理ゲーに挑むのでもなく、皆が合意したということになぜかなっている社会契約として、建前を既定のルールにしてしまった点です。



暴れ馬・資本主義をなだめる民主主義という手綱という構図なんだね。
資本主義はパイの成長を担当し、民主主義は作られたパイの分配を担当しています。
僕が政治家にそこまで期待できず、尊敬の念を抱けないのも、単なる分配屋だからなのです。
しかも忖度して、自分たちの議席のため、選挙のために金を配っています。
しかし、資本主義が加速する一方、民主主義が重症になり、バランスが崩れています。
民主主義はネットを通じた多人数双方向コミュニケーションよって、直接民主主義に近い形が出来上がるというバラ色に見えるときもありました。
ですが、結局はネットが拡散するフェイクニュースや陰謀論が選挙を侵食し、アメリカや欧州でポピュリスト政治家が生まれただけです。
実際、以下の記事の通り、民主主義は後退しており、今や民主主義を採用しているのは全体の3割未満です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16DIW0W2A910C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1664551411
民主主義国の人口、世界で3割未満に 新興国が離反
民主主主義的な国ほど、経済成長が低迷し続けている事実があります。
民主主義国家は経済成長では不利なのです。



中国の独裁の飛躍を見れば一目瞭然だね。
以上、記事をほぼ全部、引用・まとめをしてしまいましたが、いかがだったでしょうか?
民主主義がオワコンなのは証明されたのではないでしょうか?
次に、資本主義もオワコンなのか?について、分析を移しますね。
2 資本主義はオワコン?
資本主義は利潤を追求、つまり経済成長を目指す、パイを拡大するismですが、環境問題と相性が悪いです。



気候変動問題は今になって、かなり騒がれているし。
また、資本を使って、経済成長を目指す資本主義ですが、経済成長がなかったら、資本主義と言えないということでしょうか?
または、資本とは経済成長を食糧として無限に大きくなる生き物のようなものなのでしょうか?
しかし、資本とは単なるお金に過ぎないことを忘れてはいけません。
これについては以下の記事を詳しく読んでみてください。
https://toyokeizai.net/articles/-/380732?page=3
ポンコツの資本主義は完全に「オワコン」なのか うそのような10月のあとに待ち受けているもの
結局は資本主義は使い方が問題であり、炭素税やベーシックインカムなどで、資本主義の欠点を補うことも可能だと著者は言っています。
ちなみに、僕はベーシックインカムには今の段階では反対です。資源が無限にある世界なら賛成です。
資本主義の問題点として以下があります。
「地球は有限であり、このまま資源を食いつぶす・大量消費する社会は持続可能性がないのでは?」という点です。
だからこそ、環境問題や気候変動、資源・食糧の枯渇、地球に人類が住めなくなるのでは?という論点が浮き彫りになります。



火星移住の話が本格的になっていることからも地球の限界を一部の人は見ているんだね。
また、資本主義は金を求める競争であり、金を持った者が偉い社会ですから、貧者は幸福になりにくい欠陥もあります。
ですが、共産主義によって、国が方向性を決めて、計画通りに働かせても、資源の最適な分配と拡大は起こらず、貧乏になりました。
対して、資本主義は以下になりました。
市場に任せて、皆が豊かになりたいという欲を刺激し、競争させ、ビジネス(民間)が立ち上がり、最適で優れた分配と、物質的な拡大が生まれ、国は豊かになったのです。
これで、資本主義は最強かと思われましたがそうはいきませんでした。
あまりに競争が激しくなりすぎて、格差が生まれ、アメリカでは上位1%が全体の富の60%を保持するという異常自体が生まれました。
資本主義は物質的な豊かさという面では200年前などと比べたら、はるかに豊かさを生じさせました。
ですが、精神的豊かさという面では、競争社会による疲弊、格差問題などが生まれ、大多数の中間層・貧困層が不満を感じています。
「資本主義はオワコンではない」と僕は思います。ただし、「強者にとっては」という話です。



弱者にとっては民主主義による選挙などで反撃を食らわせて鬱憤を晴らすってことか!
ここからは「では、人類はどこへ向かって進めばいいのか?」について語ります。
3 人類が進むべき方向。
結局は、地球の資源が有限であるから、すべての問題が生じています。
限られたパイを奪い合い、国家間同士でも競争しています。
仮に資源が無限にあったら、競争する必要がありません。人類は寝て、遊んで暮らせます。
つまり、以下のような方向に進めばよいのです。
エネルギーは核を含む新しい発明を追求し、食糧も肉の培養や昆虫食など無限に湧き出る発明を目指し、肉体労働はロボットに任せ、異性も整形技術で美人・美男ばかりになるなどです。
奪い合いが起こらない方向に進めばいいのです。



そこまで到達するのは並大抵じゃないだろうけど、方向性としては間違ってなさそうだね。
ただ、競争という側面は人類にインプットされた性質かもしれず、それをなくせるのか?という問題点も生じそうです。
権力闘争・異性獲得競争など、古来から人類は競ってきましたから。
スポーツや将棋の世界などで、ある種の娯楽という形で、人々の競争心が解消・消化されるのかもしれません。
ところで、地球温暖化問題を解決する、つまり二酸化炭素を燃料化する研究をしている東大生が日本にいるという明るい話題もあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc477c92921285fff3a9cea361c91003efe62c7
ゴミだと思った二酸化炭素が、実は可能性の塊! “趣味で地球を救う”現役東大生が考えた地球温暖化の解決策がすごい



すごい東大生がいるんだなぁ。
培養肉の研究もかなり進んでいるようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC31AAN0R30C22A8000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1664763391
培養肉、代替から本物へ 食料危機「うまく」解決 テックビジュアル解体新書
資本主義や共産主義の仕組みが詳しく書かれている哲学の本として、以下があります。



哲学の入門書として、No1に面白い本だと感じたよ。
(2022年10月3日現在、中古もまったく値崩れしていない)
では、この辺で。(4540文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6c5623087347a5bf3fc02d011a20f024f2b410
そもそも水と油ーー「民主主義と資本主義」その奇妙な連携が破たんする日
https://toyokeizai.net/articles/-/380732?page=2
ポンコツの資本主義は完全に「オワコン」なのか うそのような10月のあとに待ち受けているもの
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