どうも、太陽です。(No17)
マーケティング用語で「インサイト」という言葉があります。このインサイトについて、詳しく解説するのが今回の記事です。 重要用語ですので、ぜひチェックしてください。ビジネスをしたい人なら、必読記事です。
1 インサイトの概念。
インサイトとは、マーケティングの現場で、「消費者自身も気づいていない、隠れた動機や本音」という使われ方をするようです。
このインサイトという用語の概念をもっと噛み砕いて説明しますのでぜひ読んでみてください。
「人間は外面と内面、本音と願望で成りたっている」という話をします。
人間は「外面と内面」と「本音と願望」で成り立っています。「外面と内面」を使い分ける人はいます。
さらに「行動」を見れば、本音が見えると信じられてきました。ですが「行動」だけでは、その人の真の姿は見えてきません。なぜなら「願望」が含まれているからです。
恋愛に、例えてみましょう。 その人の「行動」を見ると、ある女性Aさんに惚れているように見えます。熱烈なアプローチをし、片道2時間かけて、会いにきてくれます。言葉(愛しているなど)よりは、信頼できます。
ですが、その「行動」は、その人の真の姿ではありません。なぜなら「願望」が隠れているからです。
その女性Aさんを好きかもしれませんが、さらなる魅力的なBさんが登場し、そのBさんが「男を好きだ」と言い始めた場合、様相が変わってきます。男の願望的には、Bさんの方が好みだからです。そうなると、Bさんにアプローチを始める可能性があります。
つまり、今までのAさんに対するアプローチ(行動)だけ見ていても、男の真の姿は把握できないのです。「願望」が、隠れているのです。
商品も同じです。「行動や言葉」を見ると、こういう商品を欲していると見られがちですが、「願望」まで反映しているかは分かりません。そして、往々にして「願望」の方が欲求度が高いのです。
「願望」を満たす商品を作った方が、売れます。アップルが消費者調査をやめるという報道がありましたが、ある程度正しいです。
「行動や言葉」だけでは「願望」まで把握できません。願望>行動>言葉の順に、その人の姿が垣間見ることができます。
「願望」とは、理想の製品であり、SF的発想が役立つでしょう。消費者にとって、最高に満足できて、便利なら、どんな形態の製品やサービスでもいいのです。空想・発想を狭めないようにしましょう。
人間という生き物は不合理であり、願望>行動>言葉などの構造があり、矛盾した構造を内に秘めているのですね。
商品やサービスでは願望の威力は強力です。競合が消費者の願望を叶える製品やサービスを作ったら、脅威となるでしょう。
ですが、恋愛においては願望を満たせる人はほとんどいません。好きな人のタイプが「芸能人の誰々」と言っていたとしても、その芸能人の誰々とはまったく違うタイプの人と付き合うのが人間です。なぜなら、その理想の異性に自分がふさわしくなれず、付き合えないからです。
たまに、お互いに究極の理想の人同士(No1同士)だったというカップルもいるでしょうが、かなり稀です。大概は、どちらかが惚れて、どちらかが妥協しています。
そして、僕はこれが悪いことだとは思っていません。9割以上の人がそういうケースだと思うからです。
「妥協する、理想を下げる」ことは恋愛・結婚において良くないことだ!とあまり思わない方がいいでしょう。(婚期が遅れます)
3 インサイトのお勧め本。
読者の役に立つ記事になれたら幸いです。
インサイトのお勧め本として、一応、以下を挙げておきます。
「「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方」
Amazonでのレビューでも評価が割れていますが、僕も同じ意見であり、3点ぐらいの本だと思います。(つまり、一度は読んでおきたい本だけど、手元にずっと保存しておきたいか?と言われると微妙という評価です)
ではこの辺で。(1791文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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