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事業再構築補助金のマニュアルを発見!これからはゾンビ企業の延命が減るかもしれない。

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どうも、太陽です。(No52)

 

太陽

突然だけど、僕の元パートナーとして、主に補助金業務で稼ぎまくっている行政書士の方がいたのだが、その人を憂えさせる出来事が2022年8月後半にあった。

悩み人

どんな内容なの?

太陽

事業再構築補助金についての出来事だよ。

事業再構築補助金については以下のPDFに詳しく書かれています。

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/jigyo_saikoutiku.pdf

 

いわゆるポストコロナ・ウィズコロナ時代において、中小企業の思い切った事業再構築(新分野展開・業態転換・事業・業種転換など)を支援するために、国が金を出すのが事業再構築補助金です。

数でいうと、中小企業は99.7%を占めます。

大企業なんて微々たる数です。

しかし、売上高を見ると、大企業が56.1%、中規模企業が33.6%、小規模事業者は全体の10.3%にとどまるそうです。(検索調べ)

必須申請要件補助金の額(100万〜8000万)の詳しい説明は上記のリンクのPDFを読んでください。

悩み人

中小企業を応援することで、救われる人数は増えるけど、売上の視点で見たら、日本経済への影響度は小さいのかぁ。

しかし、「失業率が低いことが第一」が安倍政権のブレーンであった高橋洋一氏の主張であり、ゾンビ企業でも延命させてきました。

解雇規制の緩和には踏み込まなかったのです。

今回、ある出来事が起きたことにより、「ゾンビ企業の延命という視点は若干減る」と思われます。

詳しく知りたい方は続きを読んでください。

目次

1 パートナーの行政書士がやってきたこと。

本題に入る前に、元パートナーの行政書士がやってきたことを書いておきますね。

 

以下の記事でも書きましたが、それの繰り返しです。

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中小企業向けのコンサルをするとしたら?「行政書士の補助金申請業務は中小企業向けコンサルと似ている」

 

簡単に要約します。

元パートナーの行政書士は筋の悪い顧客から依頼を受けていました。

しかもほぼ丸投げ(少ししか依頼主は情報を与えず、行政書士にほとんど事業アイデアを考えさせる)でもこなし、補助金を通してきました。 

対して、大手の依頼がたくさん来る行政書士事務所などは筋の良い依頼しか受けておらず、だからこそ書類を書くのが比較的楽でした。

 

いわば受験でいえば落ちこぼれを再起させているのが元パートナーの行政書士です。

対して、予備校で元々優秀な生徒で合格実績を作っているのが大手行政書士事務所などになります。

ちなみに、僕の元パートナー行政書士による補助金の通過率は今のところ、約7割とのこと。

 

補助金にはざっくり以下の種類があります。

1事業再構築補助金(1000万以上〜1億)大学受験偏差値レベルでいえば早慶。

応募者は2万人ほど。

採択率は通常枠は3割〜4割、卒業枠は4割〜5割ほど。
2ものづくり補助金(1000万〜2000万)大学受験偏差値レベルでいえばMARCH。

応募者は5000人ほど。

採択率は45〜50%。
3事業承継・引継ぎ補助金(400万くらい)大学受験偏差値レベルでいえば成成明学。

(成蹊大学、成城大学、明治学院大学を指す) 

応募者は1000人ほど。

採択率は5割程度。
4小規模事業者持続化補助金(200万くらい)大学受験偏差値レベルでいえば日東駒専。

応募者は約9000人ほど。

採択率は約7割。
5IT導入補助金(30万〜450万)大学受験偏差値レベルでいえば大東亜帝国。

応募者は約1700人ほど。

採択率は約8割。

資格試験でも合格率4割〜5割なら、簡単に感じるかもしれませんが、受験者の質が違います。

司法試験でも合格率が4割を超えましたが、頭が非常に良い集団の中での4割です。

高卒認定試験でも合格率は4割ですが、頭があまり良くない集団での4割ですね。 

補助金では難易度(集団の質)をわかりやすくするため、大学受験の私大の偏差値で例えました。

 

補助金の報酬は着手金が5万〜10万、成果報酬(補助金が通過)は1割程度が相場です。

したがって、仮に1000万レベルの補助金を通したら、105万〜110万がもらえます。 

悩み人

補助金が通ったら、約100万ももらえるのか。

利益幅、えげつないな。

2 衝撃的な変革。

しかし、ここで変革がおきました。冒頭で書いた元パートナーの行政書士を憂えさせる出来事です。

以下の事業再構築補助金のHPをご覧ください。

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/#c1

 

右上に「事業再構築〜虎の巻〜」というボタンがありますよね?

僕は最初は気づかなかったのですが、押したら、ものすごい質の高いマニュアルページのPDFへ飛べます。

 

つまり、元パートナーの行政書士は独学で経済学・経営学を学んで、試行錯誤で補助金を通すためのマニュアルを作り、これで他の行政書士と差をつけてきたのです。

しかし、噂によると中小企業庁は一流外資系コンサル会社のBCGに2億円以上も払って、「事業再構築〜虎の巻〜」を作らせたといいます。

悩み人

マジかぁ。

これが広まり、ライバルの行政書士が真剣に研究して活用するようになれば、元パートナーの行政書士の強み(自ら作ったマニュアル)が弱まります。

もちろん、BCGが作っただけあって、けっこう複雑であり、見落としもない良質なマニュアルになっています。

 

そして、これをきちんと活用し切れるかは行書書士の手腕次第です。

元パートナーの行政書士は早速、「事業再構築〜虎の巻〜」を真似て書類を書いています。

悩み人

これを、あの有名なコンサルティング会社BCGが作ったのか!

 

ところで、元パートナーの行政書士が言っていたことがあります。

補助金のジャッジ(判定)をするのは中小企業診断士なのですが、筋の悪い書類が通ることもあれば、筋の良い書類が通らないこともあり、微妙だそうです。

 

僕の想像を言いますね。

ジャッジする中小企業診断士の方は言い方が悪いのですが、BCGに比べたら劣っています。

だからこそヌケモレの少ない「事業再構築〜虎の巻〜」を皆が使い出せば「中小企業診断士のジャッジも楽になり、判定の揺れ幅が減るのでは?」と感じました。

 

元パートナーの行政書士の書類ではわざと不利になりそうな点を隠すこともあるそうです。

わずか1時間程度で中小企業診断士はジャッジしなければならない環境なので、難解な文章だと理解度が半分ぐらいまで落ちます。

だから、「見過ごす点も多のかな」と予想します。

悩み人

そかぁ。

「事業再構築〜虎の巻〜」ではヌケモレなく書かせられるので、不利な点を隠せないね。

中小企業庁は省庁としては珍しく?日本の中小企業の力を高める手を打ったのです。

悩み人

中小企業庁、やるな!

 

大企業でも採用の手の内をそこまで明かさず、大学入試の小論文でもそこまで模範解答はなく、謎だからこそ、就活対策の塾や予備校が流行るわけです。 

大企業や大学側は潜在能力が高い人材を欲しており、手の内を明かしたら、それに沿った「マニュアル人間が大量に来る」と分かっています

 

だから、手を明かさず、なんとか見抜こうとします。

しかし、中小企業庁はそんなことをする必要がなく、マニュアルを堂々と明かしました。

そして、逆に採点者(中小企業診断士)の負担を減らし、良質な中小企業を見抜き、支援する方向に走りました。

悩み人

だけど、そうなると「誰がやるのか?」が大事になり、過去の決算書がそこまで悪くない会社は通りやすくなるね。

そうなのです。

事業において、過去の業績が悪かったら、逆転はあまりないので、当然といえば当然です。

だけど、そうなると筋の良い依頼だけ受け付ける大手行政書士事務所が有利になるので、元パートナーの行政書士は憂いたのです。

 

まぁ最近、元パートナーの行政書士は良い知り合いの社長さんを見つけ、そこから依頼を受け始めました。

昔ほどは筋の悪い依頼主じゃなくなったようです。 

悩み人

いかに、筋の良い顧客から依頼を受けるか?が決め手になるのかぁ。

下剋上が少なくなり、落ちこぼれは不利な時代だ。

 

で、事業再構築補助金の額は1000万レベルなどけっこうでかいので、どうせ補助するのなら、ゾンビ企業の延命などに使いたくないわけです。

だからこそ「誰がやるのか?」が大事なのです。

それは過去の決算書である程度は判明します。

さらに補助金書類の戦略性は「事業再構築〜虎の巻〜」を活用した書類があることで、BCGよりは能力がない中小企業診断士でも妥当なジャッジが下せる可能性が上がる構造です。

悩み人

中小企業診断士の採点能力はかなり怪しいもんなぁ。

それを向上させる策ってことか。

あとは、中小企業庁や政府に注文をつけるとすれば、公平さです。

ある筋から聞いていますが、政治家の息がかかった補助金が通りやすくなるとのこと。

これは利権であり、フェアではありません。

悩み人

頑張って、研究して良質な補助金の書類を書いて応募している人がいる一方、政治家の人脈があり、政治家の一声で通る補助金があるとしたら、ひどい話だね。

企業ではコネ入社があり、大学でも裏口入学とかありましたが、それが補助金にも波及しています。

金や権力で有利・不利になる世の中は残念ながら実在しています。

告発できる方はどんどん告発してもらいたいものです。

悩み人

オリンピックの利権や金問題もあったけど、補助金業務でも政治家の口利きがあるんだな。

汚い世界だ。

 

この補助金に政治家の口利きが効いていた疑惑の記事が出ましたので紹介しておきます。

https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/040/281000c

「この仕事、やばくね?」 コロナ補助金に政治圧力

 

以上、事業再構築補助金のマニュアルが作られた話と「それによってゾンビ企業の延命が減り、良質な中小企業が支援される流れになるかもしれない」という話をしました。

 

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では、この辺で。(3765文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。 

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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