どうも、太陽です。(No10)
前回の記事が以下です。

ひろゆき激推しのBI(ベーシックインカム)の是非について
今回は、この1記事を読めば、BI(ベーシックインカム)について普通の人とは違った視点で語れる位置づけの記事を書こうと思い、執筆しました。
興味がある人は続きをお読み下さい。
1 ひろゆきが推すBI構想について
全国民に月7万円を配るBI構想ですが、以下のメリット・デメリットがあると思います。
メリット。
1 | クリエイターが増える |
2 | 生活保護などのチェック機関がなくなるので事務経費など削減 |
3 | 平等にお金が配られるので不正問題などなくなる |
4 | 無能がそこまで働かなくなるので有能な人が活躍できるようになる? |
5 | 社会保障費削減。(大量の老人への支給が減る効果) |
6 | 日本人の金銭に関する不安軽減。 |
7 | 今、年に数例起こっている異常なテロ事件が起きなくなる? |
8 | 少子化改善効果がある。 |
デメリット。
1 | 本当に病気などで生活できない人が月7万円では暮らしていけない |
2 | 今、年金をもらっている高齢者層などが猛反発しますし、生活が成り立つかも不明。 そもそも、大量にいる今の高齢者がいる限り、与党がBIを導入する動機付けがない。 維新の会が与党になれば別。 |
3 | 今、月7万円もらえるようになる若者層もずっと月7万円なので老後の安心感はない |
4 | 今まで保険料を払っていた層への問題はどうするか?(保険料の払い戻しをするのか) |
僕は結論から言うと、BIに反対です。
理由は「費用対効果が悪いからであり、壮大な無駄打ちが多すぎる」と思うからです。
もっと効率的なやり方があると思っています。
例えば、素質のある層への集中投資、子供版BI構想など(またはシングルマザーへの支援策)があります。
経済学、経営学という資源に限りがある世界の学問を学んだ僕としては、費用対効果に敏感なのです。
そもそも、BIを導入して意義があると思うのは以下の前提があるときです。
1 | 予算が膨大にあること。 |
2 | AI・ロボット社会などで人がそこまで働かなくてもいい社会になっていること。 |
この2つは簡単に同時に成り立ちません。
なぜなら資源が無限にないので、だからこそ貨幣が存在しているからです。
(予算というものが存在してしまうのです)
また、AI・ロボット社会が仮に成立しても「そのインフラなどの維持費を誰が出すのか?」問題もあります。
一部の優秀層だけが働き、その原資で維持するのでしょうか?
大量のほとんど働かない人を養うのでしょうか?
現代では2つは成立しておらず、BIを導入するには早すぎです。
そして、大量に老人が死んだ20年後とかにBIを実施したら、社会保障費削減効果は望めない上に、さらなる氷河期世代の悲劇が待ち受けています。
ここで、ひろゆきが推すBI構想に反対する理由として、以下を挙げます。
費用対効果が弱いことに加えて「BI導入のメリットがそこまでないのでは?」という視点です。
1のクリエイターが増えるについては、クリエイターの世界も過酷な競争でパイの奪い合いなので、結局は一部の人しか成功者になれない点があります。
それならば「素質のある層への集中投資のほうが効率がいい」と感じます。
2 生活保護などのチェック機関がなくなるので事務経費など削減については、月7万円では暮らしていけない層が必ずいるので、結局は生活保護を残すか、審査などが必要になります。
そして、BIによって役所など不要になる理想には遠くなります。
3 平等にお金が配られるので不正問題などなくなるについては、2と同じ答えです。
(つまり、審査機関が結局は必要)
4 無能がそこまで働かなくなるので有能な人が活躍できるようになる?については、以下の反論があります。
ひろゆきの「時給1000円で売上高1200円なら、利益200円で得だけど、500円分しか稼ぎに貢献できない無能はBIで放置しておく」という理屈についてですが説明します。
月に7万円なら、結局は何かしらのバイトをせざるを得ず、働くので、無能を働かせずに放置は厳しいのでは?という反論です。
5 社会保障費削減(大量の老人への支給が減る効果)については、以下の3点の問題があります。
月に7万円で働けない老人が続出し、ホームレス化する点がまず第一。
次に、そもそも大量に老人がいる20年間ぐらいは与党は選挙対策のため、BIを導入できない点です。
そして、過去に保険料を支払ってきた中高年への保険料払い戻しをどうするのか問題です。
実施しづらい大改革なので問題続出なのです。
6 日本人の金銭に関する不安軽減についてだけは、唯一、BI導入の意義があります。
7 今、年に数例起こっている異常なテロ事件が起きなくなる?については、これも減るかもしれませんが、そもそも現在でもそこまで頻繁に起きているわけじゃなく、外れ値です。
外れ値に対し、BIを導入する意義があるかというと、ないと感じます。
8 少子化改善効果があるについては、これも効果があるかもしれませんが、BIよりも子供用BIや、僕の提案したシングルマザー支援策のほうが効率がよく、予算も減らせると思った次第です。
ところで、シングルマザー支援策として、僕は「シングルマザーが集団でシェアハウスで集まって住む案」を提案しています。
シェアハウスで集まって住む利点は、効率的で助け合って生きていけることです。
女性なら、重たい荷物を運んだり、PCや機械操作が苦手かもしれません。
ですが、そういうのを男性のお抱え管理人が手伝ってくれるようにします。
(2人くらいで、シェアハウス全体の面倒を見るから効率がいいのです)
欠点として、シングルマザーの子どもの男は、女性が優秀な遺伝子を求める性質から、そこまで変な人じゃないと思いますが、知能が高いかというと別問題です。
どちらかと言えば、ルックスが良く、肉体労働系だと予測します。
となると、人の性格・能力などが「遺伝子+環境」でほぼ決まるとしたら、シングルマザーの子供が優秀になるかは不明です。
むしろ、「シングルマザーの子供は貧困率が高い」といいます。
その解決策として、優秀な男を定期的に派遣して、子供に触れさせる案を僕は考えました。
新たな雇用として、シングルマザー用の男性のお抱え管理人と定期的に教師?みたいに体験授業的に渡り歩く人が生まれます。
シングルマザーは子供を積極的に産んでくれてありがたいのですが、知能の高い男の子供を産んでくれるかは別なのです。
これが、ドラマのように上手く整合性が取れない部分なのです。
ドラマは都合のいいイベント(事件)が起きて、整合性や辻褄が合うように設計されているフィクションなのですが、現実はそうなっていません。
ところで、ある程度の方向性として、設計図らしきものを作るのは大事です。
(例えば、脱炭素などあります)
でも、細かい設計方法は、ICTの世界で例えると、ウォーターフォール方式じゃなく、アジャイル方式(迅速で柔軟に)が最適なのです。
起業も試行錯誤でたどり着くもので、最初から設計図ありきじゃありません。
最初から、設計図ありきで解決策やたたき台を作っても、ドラマのように上手く収まりません。
ですから、現実はアジャイル方式で、試行錯誤型で、上手くいったケースが生き残り、確立するのです。
(そういう意味で、創作系はフィクションであり、現実にはそのまま使えません)
加えて、シェアハウスでは、騒音やプライバシー問題もあります。(これは住宅側の問題かも)
それと、シングルマザーのかなりの人は働くのですが、年収が低いです。
母子家庭の81.8%が働いています。
また、シングルマザーの約半数が「パート・アルバイト等」の非正規の仕事をしています。
マックジョブ的な仕事をやっている可能性が大です。
そうなると、僕が主張する一部移民受け入れと整合性が取れなくなります。
(まぁ僕は農業、介護、建設、造船などは賛成で、サービス業は不明な立場ですが)
そういう意味で、ご都合主義で最終的には整合性がとれて辻褄が合うドラマや、最初から決める設計図(BI)と、現実の提案(僕のシングルマザー支援策など)は種類が異なります。
参考になる箇所があれば幸いです。
ではこの辺で。(3517文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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