どうも、太陽です。(No30)
Quoraという知的な人が集まるQ&A型プラットフォームがあります。
まだ、マネタイズ(収益化)手法が確立していないようですが、僕は可能性が潜んでいると見ています。
このテーマについて興味がある人は続きをお読みください。
「Quoraを買収してやろう!」という企業が現れるか、もしくはQuora自身が進化して、僕のマネタイズ手法を使うかもしれません。
1 Clubhouseから全ては始まった音声通話サービス。
日本でも、2020年1月にリリースされた老舗のYayという音声通話アプリがあり、登録者は500万人を超えています。
(日本企業は最先端を走っていたのです)
Clubhouseは2019年秋に始まったTalkshowが進化して、2020年4月にリリースされ、2021年1月時点でアクティブユーザー数は200万人を突破しています。
芸能人が続々と参入し、一時期、ブームとなりましたが、今は下火です。
ですが、音声通話アプリはその後も、続々とリリースされ、有名どころでは2020年12月にテストリリースされたTwitterのスペースがありますし、日本の新興企業では、2021年5月にはGravityがリリースされ、2021年9月に音声機能が追加されました。
一度、画期的なビジネスアイデアが生まれると、他の企業も続々と真似て参入するという事例ですね。
この雪崩現象が、QuoraのようなQ&A型サイトでも起こるのでは?というのが僕の見立てです。
2 Quoraのビジネスモデルをデザインするとしたら。
まず、Q&A型サイトでいえば、プログラミングに特化したサイトは有料化ができているサイトもあります。
MENTA(プログラミングのメンターマッチング)などがあります。
また、無料のTeratail(テラテイル)もあります。
プログラミングの悩みは切実ですし、金をすぐにでも払って相談したいニーズは強いです。
(初心者のうちは)
しかし、最近はChatGPTという対話AIが出現しました。
これはプログラミングへの質問にもかなり答えられるので、MENTAやTeratailにとっては脅威です。
さて、昔から、相談サービスはたくさんありました。
法律相談、PC修理相談など数え上げれば切りがありません。
しかし、内容が専門的で切実なモノが有料化に適しており、教える側も、専門スタッフを用意したり、手間がいろいろとかかりました。
ここで、一般的で切実じゃない系の相談はOKWaveという日本のサイトやYahoo知恵袋などの無料系に流れました。
Googleでの検索も未だに使われていますが、最近のGoogle検索はイマイチ、僕らが欲している情報にたどり着けず、モヤモヤとします。
(Twitterで検索することも増えましたし、画像や映像ならYouTubeやInstagramで検索する人も増えました)
ここで、画期的なビジネスモデルとして、YouTubeのスパチャ機能があります。
メンタリストDaiGoやひろゆきなどの有名人に高額のスパチャを払い、相談する人もいるのです。
これは、「有名人の相談動画にずっと残り続けるという自己顕示欲(さらにライブで皆が見ているという高揚感)」や「有名人に相談したいというニーズ」、「有名人に上手く宣伝してもらえたら広告費より安い」などいろいろと思惑が絡んでいることでしょう。
ここで、知的な人が多数集まっているQuoraというアプリの優位性が出てきます。
現在は、無料で相談に乗っている人が多いですが、これを有料化したらどうか?という提案です。
例えば、スパチャの額は500円〜1万円まで幅広いですが、仮に、Quoraで相談で支払う料金を1000円としましょう。
この1000円をオークション方式にし、相談者の解決に一番、貢献したと相談者が思った人に、1000円をあげるのです。
1000円を求めて、たくさんの人数が解決策を提示してくれるでしょう。
これだけだと、イマイチな案かもしれませんが、ここに音声ボイスを乗せるのです。
つまり、音声ボイスで解決策を提供し、活字だけじゃなく、音声派にも広げるのです。
また、Quora側がYouTubeチャンネルを開設します。
そして、この音声ボイスの解決策を集めた動画を流します。
相談者の自己顕示欲を満たしつつ、Quoraの宣伝活動をしつつ、YouTube広告料も狙い、しかも音声派の視聴者も楽しめる仕掛けにするのです。
1000円の代金のうち、200円をQuoraが抜いて、解決者には800円を支払うという仕組みにします。
(20%の手数料です)
また、解決案がたくさんあった場合、次点の人には金は与えないですが選べるようにし、その解決策もYouTube上で流します。
YouTubeでは、解決者の名前やブログ名などが出るようにします。(宣伝になるのです)
素人でも実力があれば、解決料をもらいつつ、自分の知名度をYouTube上であげることができます。
その際、声出しが嫌な人には合成音声ソフトの使用も許可するようにします。
(Wavファイルなど使用可にします)
合成音声ソフトが使えない人のために、音声ボイス回答用のソフトを作ってあげるのも手かもしれません。(Windows、Macなどダウンロード可能)
動画編集ソフトまではいきませんが、声・音声だけの編集ソフトを提供するのです。
回答文章を作るのが面倒くさい人は、そのまま自分の声を録音し、あとはAI字幕がつくようにします。
(文字の微修正は自分でします)
これで音声ボイス回答が気軽?にできるようになります。
このアイデアを思いついたきっかけは、中学受験のオンライン家庭教師サービス「ホンネで中学受験」がLINE動画で受験生の相談に乗っていたことからです。
自分の好きなタイミングで、熟成させてじっくり回答できますし、聴く側も自分の好きな時間に、何度も聴けて、双方にWin-Winなのです。
さて、「相談事に乗ろう!」という人が多数出てくるようになると予測できるので、回答者側は激烈な競争になるかもしれません。
ここで注意点があり、今まで無料で相談に乗っていた人のモチベーションが下がることが懸念されます。
無料でやっていたことが急に有料化されると、今までは金にならないけど暇つぶしでボランティアでやるかとなっていたのが、金にならないのであればやらなくてもいいか、となるのは心理学的によく言われることです。
ここのさじ加減が難しいのです。
もう一つ言えることは、YouTubeのスパチャがあれほど流行った理由として、音声派の人は情弱が多いという点です。
情弱だからこそ、活字派から見たら、質の低い質問をするのです。
Quoraのユーザーは知能が高い人が多いので、音声ボイス形式にしたら、情弱の人が質問し始め、相談のしがいがなくなり、離脱するかもしれません。
(というより、そもそも知能の高い人の集まり場所ですけどね)
Quoraだからこそ、マネタイズしにくい点もあるのです。
となれば、もっと情弱が集まるOKwaveというサイトが音声化に適している可能性もあります。
音声ボイスで悩みに答える(文字を添えてもOK)というアプリは今のところ、YouTubeぐらいしか僕は見たことがありません。
Q&Aサイトとして、ニッチ化・専門化で戦力不足の企業は差別化するか、強者の場合はYouTubeやOKwaveなどのように他人に相談に答えさせて、さらに一般的な質問にするか、など分かれています。
音声ボイス回答方式(文字も添える)が、一度、火がつくと、またたくまに他の企業も真似する可能性があります。
(音声通話アプリの流れのように)
メンタリストDaiGoの質疑応答やひろゆきの動画を見て、前から、このようなニーズはあると睨んでいました。
ただ、圧倒的個人や有名人がYouTubeなどのプラットフォーム上でやる印象でした。
これを素人や無名人にも拡大し、しかもオーディション方式(相談者が金を払う相手を選べる)、YouTubeで宣伝活動も加えることで、相乗効果を狙います。
果たして、挑戦する企業はあるのでしょうか?
Twitterで質問箱がありますが、あれの音声版を加える、しかも合成音声OKというのも面白いかもしれません。
そもそも、YouTube上で、スパチャを払う人の心理が僕は完全に解明できておらず、なぜ、5000円や1万円も払うのか、意味不明です。
YouTubeという巨大な市場、つまり情弱が多数いる市場で、有名人効果、お祭り効果などが働いているのかもしれません。
僕が考えるYouTubeのスパチャが機能している理由は以下です。
1 | 大量の情弱含む視聴者がいる。 |
2 | 1000円のスパチャだとすぐに消えるので、ある意味、ライブオークションで競っており、高額になりがち。 |
3 | 有名人など権威ある人に相談したいニーズがある。 |
4 | 有名人の相談動画にずっと残り続けるという自己顕示欲。 (さらにライブで皆が見ているという高揚感) |
5 | 有名人に上手く宣伝してもらえたら広告費より安い |
6 | お布施。 |
Quoraだと知能が高い人が多いので、情弱が少なく、金を払ってまで相談する意味を見いだせない人も多そうで、成り立たないかもしれません。
あくまで、「音声ボイス形式の回答はどうか?」という一つのアイデアです。
それと、Quoraも、音声通話機能を取り入れて、もっとユーザー層を囲い込む戦略も金にはつながりませんが、ありかもしれませんね。
最後に、TV局の新たな収益源となる可能性も告げておきます。
(TVerに続く第二のTV局のアプリの候補となるかもしれません)
情弱と有名人との相性がいいスパチャ機能なので、芸能人とも相性がいいと思われるからです。
芸能人に相談したい人がけっこういて、しかもTVerなどで宣伝したら、一気に人が集まり、芸能人Q&Aアプリなど作れて、YouTubeのいいとこ取りを狙えるかもしれません。
まぁ芸能人の中でも、頭がいい人が優先的になりそうですし、さらに芸能人は忙しいので、ライブ形式にし、一気に質疑応答スタイルにするでしょうけどね。
ですが、中学受験のオンライン家庭教師サービス「ホンネで中学受験」のLINE動画を送る形式が成り立っているのは、どうしても解決したい情報だからです。
プログラミングもそうですが、切実で専門的だと、人は金を払いたくなります。
Q&A方式アプリで、芸能人アプリが成り立つかどうかはその点が疑問符かもしれません。
QuoraやOKWaveなどのIT企業が有料のQ&Aアプリを作るとしたら、有名人限定にしないで、素人も採用し、オークション形式にしたり、熟成させて回答音声ボイスを作るなど、いろいろな工夫と手間が必要でしょう。
QuoraのYouTubeチャンネルができたら、僕は登録します。
Q&A方式の作業BGMとして最適だからです。
(その際、恋愛やプログラミングなど、ジャンルごとに分けるといいでしょう)
活字は作業BGMに向いていません。
Twitterの良い点は、短文なので、気軽な点です。
ブログはある程度、長いので気合が必要であり、読まれにくいです。
本は最初から読む気満々であり、しかも金を払っているので読みますよね?
Quoraも活字なのですが、短文の質問と回答が多く、まだ読めます。
(ですが、やはり頭の良い層向けであり、YouTubeでの作業BGMが実現したら、もっとユーザ層が拡大しそうです)
ではこの辺で。(4756文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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